こんにちは。モーションデザイナーをしているトビィと申します。今回はトイロジックでのモーションデザイナーがどのような作業を行っているか、拘りポイントなどご紹介したいと思います。

トイロジックでのモーション制作紹介

人型から多足、触手が沢山ついた架空の生き物など、様々なキャラクターのモーションを制作します。キャラクター以外にも、イベントシーンの演出カメラであったり、建物のギミックや壁を崩したり、扉の開閉の動きなども作ることもあります。

テイストはリアルからデフォルメまで幅広く手掛けますが、プロジェクトのテイストやコンセプトに合わせ、手付けのモーションであったりモーションキャプチャーなど手法を使い分けています。

モーションデザイナーは、いろいろな職種と連携して制作を進めていきます。プランナー、キャラクターデザイナー、背景デザイナー、エフェクトデザイナー、リガー、プログラマー、さまざまの職種の観点からそのキャラクターをどう生かすのかアイデアを出し合い作り上げて行きます。

モーション数はキャラクターの役割によって幅がありますが、アクションゲームの場合、1キャラクターにつき約100~300モーションほどになります。

モーション制作チームのこだわり

ゲームをおもしろくするために、実はデータを作っている時間よりアイデア出しに一番時間をかけています。魅力ある表現のアイデアは、簡単に出てくるわけではないので、国内海外問わず、ゲームや映画、アニメなど色々なジャンルのものを見て、映える動きやポージングをストックしておくことを心掛けています。

それと、プレイヤーとキャラクターとの一体感を大事にしています。特にアクションゲームは、キャラクターの操作感が気持ち良くなるよう気をつけています。攻撃アクションなど、ボタンを押した時にヒットした感触が疑似的に体験できるとより楽しさも増してきます。そんな気持ち良さを出すために動きのテンポ感や緩急、タイミングなど1フレームごと入念に調整を行い、自分で何度もプレイして確認を重ねています。

モーション制作チームが目指すもの

かっこいい、気持ちがいい、などの感情をゆさぶるような、世界中のユーザーが操作して癖になる、そんなモーションを常に目指しています。そのためにも、幅広くエンターテイメントに触れて色々な観点で分析し、動きだけではなく映像センスも磨いていけるよう努めていきます。

最後に

モーション制作は、いろんな職種と連携し、ゲームそのものを組み立ててゆくゲーム作りの重要なパートとなるので、とてもやりがいのあるお仕事だと思っています。頭の中にある動きをゲームキャラクターを通して表現し、感動や驚きをユーザーに届けたい! そんな熱い思いをお持ちの方、是非私達と一緒に働きましょう! お待ちしております!

著者紹介 トビィ
トイロジックでは『新・光神話 パルテナの鏡』『機動戦士ガンダム EXTREME VS. MAXI BOOST』『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』(ニンテンドー3DS)『NieR Replicant ver.1.22474487139…』などアクションゲームのモーション制作を中心に携わっている。