はじめまして!プランナー1年目のO森です。ゲームプランナーになるために活動中の学生の皆さん。皆さんは今、ゲームプランナーとして活躍するために必要なことならどんな情報でも知りたいと考えていると思います。私もです!!(新米プランナーなので、まだまだ精進中なのです。)
本記事では、私が学生時代からやっておけばよかったな~と思っている「知識の深め方」について紹介したいと思います。
好きなことは何ですか?
ゲームプランナーを目指す皆さんなら、死ぬほど大好きなゲーム(ゲームに限らず、エンターテイメントコンテンツ)はありますよね?その気持ちを大切にしてください。それはあなたのゲーム制作の原動力となるものです!
しかし、好きなものを今すぐに「作れる」かというとそうではありませんよね。「好きであること」と「好きなものを作れること」の間には、どうやったら作れるかという「知識」があります。
その知識は何となく好きだと思っているだけではなかなか身につかないものですが、それがあれば皆さんも「好きなものを作れる」に一歩近づけるはずです。これから、好きなものを作れるようになるための「知識の深め方」の一例を紹介します。
よかったら皆さんも一緒にやってみてくださいね!
準備はいいですか? まずは、好きなものを1つ思い浮かべてみてください。
調べる、広げる、深める
思い浮かべましたか?
では、あなたは自分の好きなものについてどれくらい知っているでしょうか?
- 評価(ゲーム誌、購入者レビューなど)
- 類似コンテンツ
- そのジャンルの歴史と、ジャンルの代表作品
- 制作会社、制作者
- 制作過程の苦労、こだわったポイント
どうでしょうか?意外と知らないこともあったりしませんか? では次に、それらを調べたり確かめたりする方法をご紹介します。
- 一般的な評価と自分の意見と比較してみる
- 詳しい人がいるコミュニティに入って話してみる
- 記事を集めたり、制作者のSNSやwebサイトをフォローしたりして情報を追ってみる
- 類似作品やジャンル代表作について、実際に鑑賞・プレイする
いかがでしょうか。もしあなたが好きなものが全く新しいジャンルの最新作だったとしても、必ずその裏には歴史があり進化の過程があります。また、人によって評価は様々です。歴史をたどってみたり、様々な人の視点や評価を知ることで好きなものについてより明確に理解し説明できるようになることでしょう。
「好き」をさらに深掘りしてみる
先ほどは好きなものを引いた視点から見てみました。ちょっと新鮮な見方ができたのではないでしょうか? 次は、自分の中の好きなものをぐっと寄った視点で見てみましょう!
- 好きな場面
- 好きなシステム
- 好きなキャラや景色の雰囲気
- 好きな敵や仕掛けのパターン
- etc…
なぜ好きなのか好きな要素を分解して書き出してみる
その好きな要素がどうやって作られているのか、制作者向けの本や雑誌を読んで調べてみる
ここまで実践すると「好きなものを作るために何が必要なのか」が
様々な面から分析でき理解を深められた気がしませんか?
きっと自分の中だけのものだった「好き」が「人に語れる・伝わる知識」へと変化していっているはずです。このような知識は、実際にゲーム制作の現場でもアイデアの源泉となったり、人に何か説明したり伝えるときの基盤となります。ゲーム制作はたくさんの人が関わりチームで作られています。チームで制作するためには、目指すものに共感し合い目標を高め合うことが大切です。そのためには、チームの仲間に作りたいものを説明する力が不可欠なのです!
ここで紹介したことが、いつかあなたが好きなもの作りたいものをチームに説明するときに役立つことを願っています。
最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございました!
学生の皆さんへメッセージ
ゲームプランナーの仕事は、やってみるまで想像がつきにくいものだと思います。しかし今それがわからなくても大丈夫です。仕事の内容はひとことでいえるものではなく、本当にたくさんやることがあります。ですが、間違いなく言えることとして、「好きなもの、作りたいものを伝える」ことは様々な場面で役にたちます!
私の知っているクリエイターは、チームに「好き」を説明できます。だから皆さんも好きを説明できるようになれば、クリエイターとして前進できていると私は思います。学生生活も就職活動も忙しいと思いますが、時間があるときにこの記事のことを思い出して実践してみてくださいね。
皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!