こんにちは!トイロジックでモーション班の技術委員をしているTです。今回はモーション班で行われている勉強会についてご紹介したいと思います!

モーション班の勉強会とは?

モーション班勉強会は、技術力の底上げを基本目的としているのですが、不得意としている内容が人それぞれ違うため、各個人に足りないスキルに合わせて取り組む内容を変えたりしています。人によってはポージングであったり、動きを気持ちよくするためのツメであったり、課題のテーマは様々です。

何をやってるの?

ポージングについては、男性らしさ、女性らしさ、マッチョ、セクシー、可愛いなど幅が広いため、とにかく参考になるリファレンスをたくさん集めて、なぜそう見えるのか分析を行います。時には自分でポージングしてみたり、3Dキャラクターにポージングをつけてみたりします。ポージングはキャラクターの特徴を出す上でとても重要な要素なので、良いリファレンスを見つければ常に班内で共有するかたちをとっています。動きを気持ち良くすることについても同様で、緩急やテンポがよいモーションのリファレンスを決め、それらをトレースし感覚として身に付けられるよう反復練習なども行っています。

今後の取り組み

ハードの性能が上がり、フェイシャルモーションの表現も格段と向上しています。フェイシャルはノウハウがまだ少なく、知識や技術を磨いていく必要がある分野になっています。表情に関連する顔の筋肉や構造についての知識であったり、フェイシャルの専門セミナーを受講したりとモーション班一同勉強中です。

今回はモーション班が技術の底上げするために取り組んでいることの一部をお話しさせていただきました。これからも様々な勉強施策に取り組んでいき、皆さんに驚いてもらえるような、魅力ある動き作りを目指していきます。ここまで、お読みいただきありがとうございました!

著者紹介 T
2008年に入社、在籍14年目。過去には『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』、『NieR Replicant ver.1.22474487139』などのモーション制作を担当。現在は『グリッチバスターズ:スタックオンユー』の開発に携わっている。