学生の皆さん、こんにちは! トイロジックで初めてリガー(セットアップアーティスト)として新卒採用されました、I.Tと申します。
現在は様々なリグについて学習を進めながら業務に取り組んでいます。リガーとは、動かないモデルを動かすための作業を担当し、モデラーとアニメーターの中間に位置する職種です。
CGを触ったことがある人であれば、リグと聞くだけでも非常に難しそうに感じる方が多いかもしれません。実際、新卒採用でリガーを募集している会社は少なく、教材も限られているため、この職業を目指す人は少ない傾向にあります。
このブログでは、初めて新卒採用されたリガーとして、入社前後のリグの学習環境についてお話したいと思います。
リガーを目指した理由
主に、以下の2つの理由があります。
- モデラーさんとアニメーターさんの中間に位置する職業で、いろいろな人と関わることができる点に魅力を感じたから。(陰ながら支えている感じがあってかっこいいですよね)
- リガーの志望者数が非常に少ない一方で必要な数があるため、この状況をチャンスと捉えました。
そんな考えから、リグの学習をスタートさせました。
学習にとにかく苦労した学生時代
学生時代、最も苦労したのはリグに関する教材の乏しさでした。専門学校等では普通、リギング(リグを作成する事)に関する授業は行われませんし、リグに関する教材も片手で数えるほどしかなく、インターネットで検索してみても、情報がかなりあちこちに分散されており、すぐに欲しい情報にたどり着けませんでした。
一つのことを習得するのに何度も試行錯誤して(これは今でも変わりませんが)、それでもうまくいかない…。
試行錯誤を繰り返す、リグの自主学習は暗闇の中を手探りで進むようなものでした。
そんな中、学習を続けられたのは自力で課題を解決できた時の達成感がすごいからです。1つの課題を解決すると、今まで出来なかった課題の解決の糸口が次々に見えてきて一歩一歩進んでいることを実感できることがリグのとても楽しい部分だと思います!
入社後のリグ研修で学んだこと
入社後は、基礎的な部分からしっかりと学ぶ事ができました(例えば、座標変換方法など)。手順を載せてくれているネット記事は散見されますが、その背景や理由がほとんど説明されておらず、なぜその結果になったのかを理解できずにいました。
しかし、入社後のリグ研修で基礎を学ぶことで手順の理由が理解できるようになりました。
結果、現在はPythonを用いてリグ作成する方法や、様々な機能をリグに付け加える方法を学んでおり、着実に成長を感じています。
何よりも、1対1で疑問点をすぐに質問することができ、丁寧に回答してもらえる研修環境があるので、これまで実現できなかったギミックもいくつも作れるようになってきていて、ますますリグが楽しくなりました!
学生の方へのメッセージ
トイロジックには、わかるまでとことん学習できる研修環境が整っています。たっぷり研修期間を設けてもらえますので、初心者の方でもゲーム業界に入りたいという熱い思いがあれば必ず活躍できる会社です。
興味がある方は是非とも応募してみてください!