新卒採用連動企画2011「業界の都市伝説」
季節がら、新型インフルエンザに関する話題を耳にすることが多くなってきました。
就職活動で疲れた身体をウィルスに狙い撃ちされないよう、みなさんも十分にお気をつけください。
今回もこちらのコーナーでは、新卒採用連動企画として弊社スタッフによる掲載記事をお送りしたいと思います。
4回目を担当するのは、企画・K籐さんです。
【プランナー・K籐】
こんにちは企画課のK籐です。ゲーム業界をめざして就職活動をされている方は、採用にまつわる噂をいろいろと耳にするかと思います。
特にプランナー職は応募人数が多く競争が激しくなります。さらに他職種と違って必須の専門技術がないため、採用の基準が分かりづらいものとなります。そんなプランナー採用で、まことしやかに囁かれる噂があります。
目次
「ゲーム好きは落とされる?」という噂
ゲームへの愛を語ったのにお祈り=「ゲーム好きは落とされる」というものです。
これは大変。
ゲームが好きでゲーム業界を志望したのに、どうしましょう。
本当のところはどうなんでしょう?
じつはこれ私が就活していた、古の時代からありました。
推測なのですが、次のようなタイプの方々が不採用となった結果、定着していった都市伝説なのではないでしょうか?
不採用タイプその1.ゲーム”だけ”好き
ゲームのネタやアイデアを考える際、過去のゲーム知識を数多く持っていることでメリットとなることもあるのですが、それしかないとそこに囚われてしまいデメリットとなります。
ゲーム以外のいわゆる「引き出し」を多く持っていることは重要です。
様々な趣味や経験から、ユニークな視点や新しい考えを導きだせることも多いので、ゲーム以外の経験は重要です。
不採用タイプその2.”特定の”ゲームが好き
とあるゲームタイトルやジャンルに、誰にも負けない愛情がある。
こだわりは、モノを造る際に重要な資質と言えます。
しかし偏った嗜好は、偏狭な思考に通じることが多いものです。
独りよがりにならないよう、食わず嫌いは避けた方がよいのではないでしょうか?
不採用タイプその3.”昔遊んだ”ゲームが好き
「家族がゲーム好きだったので、自然と自分も好きになりました」
ゲームを好きになるきっかけとしては何の問題もないのですが、その後も自分の好みや考えが無いまま、なんとなく好きかもという方がいます。
個人的な良い思い出と、どういうゲームが造りたいかという部分が、渾然としていることが多いようのです。
また「就活が忙しく、最近は遊んでいません」という方も多く、そういった方も同様のことが起こりえます。
不採用タイプその4.”ストーリーや世界観”が好き
感動のストーリーや奥深い設定・キャラクター、良いゲームには欠かせません。
それを考える仕事に就きたいと思うことも、自然な流れです。
かくして渾身のストーリーを携え選考に望む方も多いのですが、それだけで採用されるには、プロとして活動していたなど、よほどの実績が必要です。
プランナーの仕事は、ストーリーや設定の製作だけではなく、ゲームを支える多方面にわたるからです。
様々な事をこなせた上で、他人にはない武器として活かせれば強力なので、全方面で磨きをかけて欲しいです。
まとめ
「そもそもゲームが好きな人ばかり受けているので、不採用の人もゲーム好きが多い」という説もありそうですが、ともあれ好きではない人がゲームを造っていくことは難しいです。
ということでゲームが好きである事は、別に悪いことではありません。
ゲーム造りで疲れ切った身体を、ゲームで息抜きするくらいゲーム好きでも構いません。
ただし「広く深く偏らず」が肝要かと思います。
だからみなさん、もっとゲームやいろいろなことに精をだしませんか?