みなさんこんにちは!トイロジックの企画課 プランナーのIkuと申します。私はトイロジックの社内組織「技術委員会」に所属しています。本記事では、技術委員会が一体どんな活動をしているのか、企画課を例としてご紹介します!

 

技術委員会とは?

技術委員会は、トイロジック全体の開発技術力向上のために組織されている委員会です。「現在、および数年先まで必要とされそうな技術と、会社の戦略とを照らし合わせ、必要な開発力を向上させる」という目標のもと、様々な活動を行っています。

なお、通称は「技研」です(『研』はどこから来たんだ、とツッコみたくなりますが、置いておいてください……笑)。

企画課技研のロゴマーク(かわいい!)

企画課、デザイン課、プログラム課、これら3つのセクションそれぞれで組織されており、全体の人数は現在22人と、それなりに規模の大きな委員会となっています。今回は企画課技術委員の代表的な仕事を、5つほど紹介していきます。
 

活動紹介

【1】社内勉強会の開催

社内勉強会はその名の通り、トイロジック内で定期的に開催されている勉強会です。こちらの開催を技術委員会が担当しています。

  • テーマ検討
  • 担当者選定
  • 当日までの準備
  • 当日の進行
  • アーカイブ化

などが主な仕事です。

まず行うのはテーマの検討です。企画課内で共有が足りていない知見は無いか、最近のゲーム関連技術で気になるものが無いかなどを話し合い、勉強会のテーマを決めます。

テーマが決まったら、会をリードする社員を選定します。講演という形で誰かひとりに依頼することもあれば、ファシリテーターだけ決め、LT(ライトニングトーク)のような形でゆるくテーマについて話し合うこともあります。

勉強会当日までのスケジュール決め、全体への告知、そして当日の会の進行も技術委員が担当します。勉強会が無事終了したら、資料や会の録画などを整理の上、社員がいつでもアクセスできるようにアーカイブ化するのも、大切な仕事のひとつです。

※実際にどんな内容の勉強会を行っているかについては、以前に詳しい記事を挙がっていますので、ここでは割愛します!

 

【2】スキルアンケート

企画課では、社員のこれまでの具体的な開発実績、身に着けているスキル、そしてこれから習熟したいスキルの希望などを、アンケートの形で定期的にヒアリングしています。

回答は各員のマネージャーに共有され、指導の参考とされるほか、技術委員会の勉強会計画や、活動計画にも役立てられています。このアンケートの作成も、企画課技術委員会の仕事です。

  • 質問の検討
  • アンケート作成、告知
  • 集計
  • 分析資料の作成、展開

上記が主な仕事となります。分析資料とは、技術委員が企画課全体の傾向を分析し、表などにまとめて資料化したものです。アンケートの個人の回答はマネージャーのみに展開されますが、企画課全体における傾向は、このような分析資料の形で社員に展開しています。

 

【3】推奨ゲームリスト作成、アンケート

毎週のように新作ゲームが発売される昨今ですが、ゲーム開発を行う以上、実際にゲームを遊んで最新技術に触れることは重要です。企画課技術委員会では、トイロジックの開発に特に参考になると思われるタイトルを複数選定し、リスト化して「推奨ゲームリスト」として公開しています。

また、単にタイトルをリストアップするだけではなく、「特に見てほしいポイント」や「推奨プレイ時間」なども技術委員が分析・考案し、全体に共有しています。現在の推奨タイトルは22本あり、3か月に1度のペースで更新を行っています。

また、これらのゲームを、企画課人員が実際どの程度プレイしているのか、状況を把握するためのアンケートも技術委員が作成しています。こちらのアンケートも前述のスキルアンケートと同じく、結果はマネージャーに共有され、面談を通じて各員の課題の設定などに利用されます。

また、全体の傾向を分析し、表にまとめて展開するのも、技術委員会の仕事です。これらにより、企画課人員に最新タイトルの知識を取り入れていくように促し、かつ、共通言語として使えるタイトルを増やしています。

 

【4】実践研修カリキュラムの作成

企画の仕事は多岐にわたりますが、主に各分野を初めて担当する人員のために、事前トレーニングとして行う実践的なカリキュラムを技術委員会が作成しています。

アクション・モーション分野を例とすると、

  1. 座学による知識獲得
  2. すでにあるプロジェクトのモーションリストの紹介
  3. 事前に用意したビルドを触りつつ、必要なモーションを書き出して自分でリスト化

といったような一連のカリキュラムを、半日かけて行います。

カリキュラムの作成は、委員以外の社員に委任することもありますが、技術委員が作成することもあります。また、作成に加え、実際にそのカリキュラムを実施するのも技術委員の仕事です。これらにより、ゲーム作りの実践力の強化、および適性の迅速な確認を行えるような体制を整えています。そして、その分野の知見がまだ足りていないという人や、配属されたばかりの新人などでも、実際に現場で役立つ知識を身に着けたうえでプロジェクトに参加できるようにしています。
 
 

【5】推薦書籍の購入

ゲーム開発の参考になると思われる書籍を選定し、購入するのも技術委員会の仕事の一つです。技術委員会内で検討することもありますが、社内から要望として挙がった書籍を購入することもあります。

また、新しく入荷したものについては、社員全体に向けて告知をし、社員が知識にアクセスしやすい環境を整えるようにしています。

裏側にはボードゲームとかもあったりします

おわりに

このようにトイロジックは、技術力を高めるという目標のもと、様々な取り組みをしています。今後も技術委員会の活動について発信していく予定ですので、そちらもお楽しみに!

著者紹介 Iku
2018年入社。UI、アクション、サウンドなどを担当後、現在はPMの見習い中。最近のマイブームは香水。プレイするゲームに合わせてつける香水を選ぶのが楽しいです。

 


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