こんにちは! プランナー1年目のTKDです。トイロジック最高! 
ゲーム業界を目指す学生の皆さん、「プランナーに必要な能力ってなんだろう?」って考えたことはありませんか?
今回は、プランナー歴1年未満のひよっこの考える「プランナーに必要な能力とは何か」について書いていこうと思います。

ゴールを明確にすること

 
僕の考える「プランナーに必要な能力」は、ゴールを明確にすることです。
ゴールとは達成したいことであり、作業の最終的な到達点です。

いまいちピンとこない方もいると思うので、僕がプロジェクトに配属されて最初に任された「テストプレイの準備をする」という仕事を例にして説明します。

もし皆さんが「テストプレイの準備をしてほしい」という仕事を任された場合どうするかを考えてみてください。
皆さんは今「テストプレイの準備をする」という仕事のゴールがわからないはずなので、おそらく何から手を付ければよいのか想像がつかないと思います。

では「テストプレイの準備をする」という仕事のゴールが、「15時になったら8人の人員が必要なテストプレイを開始できるようにしておく」と明確に定められていた場合はどうでしょう?

定められたゴールに到達するために、以下のような手段が見えてくるかと思います。

  • ゴールに到達するための手段
    • 15時開始のテストプレイに参加できる人員を8人確保するために募集をかける
    • 参加人数分の機材でテストプレイ用の設定を済ませておく

このように、ゴールを明確にすることで、そのゴールに到達するための具体的な手段を考えられるのです。

 

ゲーム制作におけるゴールの明確化

 
ゲーム制作は

  1. 「ゴールの明確化」
  2. 「そのゴールに到達するための手段を考えること」

の繰り返しです。

僕はいま、Unreal Engine 4をこねくり回してレベルデザインをしています。レベルデザインとはプレイヤーが遊ぶステージを作ることです。このレベルデザインにおいてもゴールの明確化は必須です。

ゴールが明確に定められていないと、ただ何となくで物を設置するだけになってしまいます。色々なゲームのステージに設置されている道やブロックには、全て到達したいゴールがあって初めてそこに設置されているのです。

例えば僕は、制作しているステージにおいて「プレイヤーがフィールドの真ん中で戦うようにする」というようにゴールを明確にしました。

このゴールに到達するために以下のような手段を考えて道を作ったりブロックを設置したりしています。

  • フィールドの真ん中に目印となるものを設置する
  • 高いところからスタートさせ、フィールドの真ん中が常に見える状態で進めるようにする
  • スタート地点からフィールドの真ん中につながる道を最も太くする
  • ゴールを明確にしたため、考えた手段が正しく作用しているかどうかの判断もしやすくなっています。

このように、ゴールの明確化そのゴールに到達するための手段を考えることはゲーム制作において非常に重要な考え方なので覚えておくと役に立つと思います。

今回はレベルデザインにおける例について説明しましたが、アクションやHUDなどの他の分野についてもこの能力は必要になります。
 

学生の内から目的設定!

ゴールの明確化がゲーム制作において重要であることが伝わりましたでしょうか?

学生の内から身に着けておくと入社後必ず輝くスキルですので、日常の中にある色々な物事にはどんなゴールが設定されていて、そのゴールを達成するためにどんな手段が使われているのか、ぜひ考えてみてください!

この記事を読んだ皆さんとお会いできる日を楽しみにしています!