花粉の舞い散る季節になりました。「就職活動の最大の敵は花粉症……」そんな就活生の方も少なくないかもしれませんね。花粉症の猛威にくじけることなく、就職戦線の最後まで走りぬけていただければと思います!

さて、今回もこちらのコーナーでは、新卒採用連動企画として、弊社スタッフによる掲載記事をお送りします。
15回目の今回を担当するのは、プログラマのKさんです。

toylo【プログラマ・K】】
グラフィクス担当プログラマのKと申します。グラフィクス技術関係の話題をよろしく、と言われたのですが、最新技術関係は専門の記事を読んだ方が速いんじゃないかと思ったので、今回は微妙に日が当たらない部分のお話でもしてみます。

モーションとは

ゲームのグラフィクスと言えば、背景の中をキャラクタがモーションを再生して動き回るのが普通です。ゲーム開発規模にもよりますが、たいていは背景、キャラクタ、モーションは別々の班が担当します。

背景は地面とか空とか家とか箱とか、主にその場にあるだけのものが相当します。キャラクタは移動する物全般で、プレイヤーキャラ、敵キャラ、仲間キャラなどを作成します。
これらのほとんどは骨が入っていて、それを使ってキャラクタが動くようにするのがモーションです。

他に何が必要でしょう? まず、HUDが必要になります。ゲームの情報、例えば体力や持っている武器などを表示するヘッドアップディスプレイです。
また、ゲーム本編ではありませんが、タイトル画面やオプション画面などのメニューが必要になります。

エフェクトの重要性

そして、忘れちゃいけない重要な物として、エフェクトが存在します。エフェクトはプロジェクトによって範囲が異なることも多いと思います。

しかし、”前述された物ではない物”全てがエフェクトとして扱われることが多いように感じます。炎や煙は当然として、攻撃を当てたときのヒットエフェクト、画面効果、その他諸々…。

忘れられていたためにスケジュールからもれた物までエフェクトに入ったりすることもあります。

そして、エフェクトは最後の方で必要になることが多い物でもあります。例えばカットシーンなどは背景、キャラクタ、モーション、カメラが先に作られます。その動きに合わせてエフェクトを入れます。場合によっては、画面が寂しいからという理由で当初予定になかったエフェクトも入ります。

しかし一番恐ろしいのは、背景やキャラクタを描画するので処理や容量がいっぱいになってしまっている場合です。普通に作ったエフェクトは入らない。どうすればいいのか?

エフェクトを入れる容量がない場合の対応策

1つの方法としては、とにかくアイデアで乗り切る方法です。

  • メモリに載らないといっても、容量が少なければ載る。
  • 処理が追いつかないといっても軽ければ何とかなる。



ならば、少ない容量、軽い処理で同じような絵を作ってしまうのです。これをやるにはエフェクト班の豊富な経験が重要になります。

プログラマのやることは、とにかくエフェクト班がアイデアを試しやすい環境を提供することです。
これはエフェクト班に限ったことではないですが、トライ&エラーのしやすさは、質のいいグラフィクスの作成に欠かせません。


もう1つの方法は、プログラマが特殊な処理で特殊なエフェクトを作ってしまう方法です。
画面効果の類はたいていプログラマが作成しますし、剣の軌跡のようなエフェクトもプログラマが作成することが多いです。

また、専用のプログラムを使用することで、処理速度や容量を稼ぐことが出来ます。
当然その分プログラマにしわ寄せが来ますが、エフェクト作成は割と楽しい仕事でもあるのです。

まとめ

なんだか話がグダグダになってきてしまったので、そろそろまとめましょう。
グラフィクス担当プログラマの仕事は、最新技術を追うことだけではありません。

描画エンジンを作成するというのは仕事の1つであり、全てではありません。ツールの作成、グラフィクス作成を補助する環境整備、各グラフィクス担当者間の調停を行ったりすることも稀にあります。

グラフィクスは決して簡単な仕事ではないですが、仕事の成果が目に見えてわかりやすいという利点もあります。興味がありましたら、我が社で一緒にグラフィクスプログラムをやって、そして、たいてい不遇なエフェクト班に愛の手を伸ばしてみませんか?

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